松居寿佳

“選択の自由を楽しむ” ㈱増進会出版社 2000年卒業

私は受験時に数学を学ぶか物理を学ぶか迷っていた時期があり、できれば大学に人って実際のそれぞれの科目の授業を受けてから決めたいと思い、筑波大の自然学類を志望しました。1年の時はまだ専攻別にはっきりと分かれないで、物理・数学・化学・地球科学の4分野の授業を取り、2年からの自分の専攻を選ぶ参考にすることができました。結局、2年からは物理学専攻に進むことに決めましたが、筑波大では授業科目の選択が比較的自由なので、空いている時期に他学類の授業を受けたりして楽しみました。物理の授業内容を理解することに時々四苦八苦する毎日でしたが、わからないことがあればティーチング・アシスタントの大学院生に教えてもらいました。恵まれた環境・設備を利用して充実した学生生活を送ることができたと思います。



加賀爪明子

“広がる活躍の場” ㈱日立製作所機械研究所研究員 1981年卒業

私は4期生として自然学類の物理を卒業し、企業の研究所へ入りました。技術が高度化している今、 ミクロの世界の現象を正確にとらえる必要があり、自然科学を学んだ者の活躍の場が広がっています。 また、自然と入間との共生の道を、本気で求める努力をしなければならない現在、ミクロの世界とは 逆に、自然をマクロにとらえる自然科学の重要性も高まっています。総体としての自然を、正確にと らえられるか否かが、人類の末来にかかわっているのです。国祭的な研究学園都市の中に位置し、緑 あふれる広々としたキャンパス。充実した設備と情熱あふれる先生方。新しい芽の育つ最高の環境で す。うどぞ、筑波大学自然学類で、あなたのすぱらしい可能性を、世界へむけて花開かせてください。



吉江友照
“興味の尽きない自然科学” 筑波大学 計算科学研究センター助教授 1980年卒業

自然学類には、およそ宇宙にあるすべての物の動きの法則を探求する学問分野が含まれます。宇 宙は果しなく大きく広い。だから、探求する対象も無限にあります。自然学類の学生さんには、は じめに、基礎理論、つまり既にかかわっている自然法則をしっかり学び、理解して頂きたいと思い ます.次は、着想と創意の出番です。基礎理論を駆使して、自然界の物の法則を探求して下さい。 学生時代、物理の法則を理解しようと、先生や友人と夜を徹して議論した事を思い出します。無限 の宇宙が僕たちを待っているのだと思うと、いても立ってもいられませんでした。自然学類の学問 には興味の尽きるところがありません。好奇心と探究心が旺盛な若い皆さんを待っています。