Q&A

Q 高校で学ぶ物理学と大学で学ぶ物理学は何が違いますか?

A 物理学は、自然界で起こる様々な現象を一から理解しようとします。高校では物理学を記述するのに使う数学が限られることと、19世紀までの「古典物理学」の理解に多くの時間が割かれるために、20世紀に入って発展した量子力学を始めとする現代物理学はわずかに触れることしかできません。大学での主役は現代物理学です。量子論・相対論を始めとする現代物理学を基礎からしっかりと学び、物理学の現代のフロンティアを概観します。また卒業研究では各々の研究室に配属され、先端の物理学研究に携わります。多くの卒業生が、さらに進んだ物理学を学び研究するために、大学院に進学します。

Q 他の大学の物理学科と比べた筑波大学物理学類の特色は何ですか?

A 実は多くの大学で学ぶ物理学のカリキュラムは類似しています。これは基礎を重視する物理学では現代物理学のコアとなる科目が多く、それらを学ぶことが不可欠なためです。筑波大学は研究と教育の組織を独立させている点に特徴があります。研究を推進する組織として様々な研究センターが設置されていますが、物理学に関連して計算科学研究センター・プラズマ研究センター・学際物質科学研究センター・研究基盤総合センターなどがあり、大変活発な研究 が行われています。学類生も卒業研究ではこれらの施設を利用した研究を行います。また研究学園都市であるつくば市には、物理に関連する様々な研究施設が集中しています。各々の研究分野では近隣の研究施設と連携した活動も活発です。

Q 授業やカリキュラムの特色は?

A 物理学は、基礎からしっかりと積み上げていくことが大切です。そのために、1-3年生の間に、現代物理学の基礎をなす科目をしっかりと学びます。また、知識や考え方を学ぶ講義、問題を解く力を養う演習、理論と両輪をなす実験をバランスよく配置し、大学院や社会で出会う新しい物理学の発展に柔軟に取り組むことのできる力を養います。3年次からは様々な物質の階層(宇宙・素粒子・原子核・物質科学・プラズマなど)についての学習を行い、4年次では各研究分野の研究室に配属され、卒業研究を通して最先端の研究の一端に触れることができます。